持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
(JAPAN SDGs Action Platform | 外務省より引用)
JTSでは、持続可能なまちづくりを推進しています。
環境面の取り組みとして、再生可能エネルギー、太陽光発電パネルの利活用に特に力を入れて取り組んでいます。
太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスなど、エネルギー源が継続的に使用できるものを再生可能エネルギーと呼びます。
2018年の日本では約4,400tの太陽光パネルが使用済みとなり排出されましたが、2030 年代後半には年間約50~80万tの使用済太陽光パネルが排出される見通しです。
そのうち、銀、銅、アルミなどの金属類はリサイクル技術が確立されていますが、質量約60%を占めるガラス(要監視項目のアンチモンが含まれる)を「どのようにリサイクルするか」が課題となっていました。
JTSでは、使用済太陽光パネルガラスを原料としてリンやフッ素の吸着剤を開発し、市場に提供していく予定です。
JTSでは、持続可能な農村モデルの展開を推進していきます。
経済面の取り組みとして、再生可能エネルギーを活用した農作物生産、企業による農業参入に特に力を入れて取り組んでいます。
地元の地下温泉熱を活用した、環境に優しいIoT農業により「いちご」栽培を行っている(株)メイワファーム HYBRID様のシステム構築を行っています。
地下温泉熱を活用することで、ボイラー等の暖房設備等も使用せず、地球環境への負荷軽減にも貢献しています。
様々なデータ(気温・湿度・日照量・風量など多数)を数値化することで、それに対応できる自動化システムも構築、リモートカメラも設置しており、現場にいなくてもハウス内の様子を確認できます。
その全てをスマートフォンやタブレットで制御するシステムを取り入れたことで省力化も達成しました。
このような、次世代にもつながる、魅力ある農業モデルの普及に向け、企業の皆様とともに取り組んでいきたいと考えています。